仕事選びで失敗しないためには業界の比較が大切

 新卒者が就職を希望する業界で上位にくるのは、金融機関や航空会社のほかにも旅行会社などです。その他、サービス業や情報関連企業のような、有名どころの会社がある業種が新卒希望者が多く、他の業種より倍率が高めになります。

転職活動をする時には、倍率の高くなり方は新卒者とは違うようです。新卒者の就職活動から一転して、中途採用者の転職活動ではIT業界や製造業の希望者が多く、サービス業は求人倍率が低くなりがちです。

どういった理由で、業界に対する希望の多さが変わってくるのでしょう。社会人としての経験を積み、第一線で仕事をした人は、小売業や金融業などのサービス業界の仕事内容やノルマのきつさを、新卒者より理解しています。

確かにサービス業は花形のイメージが高く、誰もの憧れでもあるため人気が高いのですが、離職率の高さは他の業界と比較しても非常に目立ちます。利用者に対してサービスを提供する側になると休祝日やゴールデンウィークでも思うように休みはとれませんし、常に自己の感情を律して朗らかでいることが求められたりします。

また、サービス業は不況の波をまともに受けやすいですし、給与も不安定になるという注意点も存在しています。たくさんの人が、人が羨む仕事を優先しがちですが、その業界でやっていけるかはその人次第です。希望どおりの仕事について、自分らしく生きることは大切ですが、本当にその業界でいいのかよく検討することです。自分に合う仕事を探す時には、仕事の内容や会社の待遇も大事なことですが、業界の動きや将来展望も知っておくといいでしょう。

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