栄養とサプリメントについて

 サプリメントを何種類も摂っていると、それだけである程度の栄養が取れているような気がすることがあります。実はサプリメントを利用しているからといって、実際の栄養が足りているのかというと、そういうことでは無いのです。サプリメントとは栄養補助を目的とした食品であり、毎日の食事で不足している栄養素を補うために飲むものです。食事から摂取している栄養が、バランスが悪いと感じている人のためのものです。体に必要な栄養は、いくつものサプリメントを同時に使ったからといって、足りるものではありません。理論上の話になりますが、サプリメントで体に必要な栄養を全て摂取することができるようになれば、食品を摂取せずとも、サプリメントのみで生きていくことができることもありえます。人間は口からいろんな物を食べて栄養を摂取するのが本体の姿です。毎日の食事の中で、様々な食物を食べることに、きちんとした理由があるのです。よく噛んで食べることで、満腹信号が脳にまで届き、お腹がいっぱいになったと感じることができるようにもなります。食べ物を摂取したことで、連動して人の体はいろいろな機能を果たしていきます。サプリメントだけで栄養摂取をしていると、咀嚼による刺激や、食べることへの喜びが減衰してしまいかねません。精神的に磨耗してしまったり、退化が促進する場合もあるでしょう。サプリメントの使用は、あくまで食事の補助として使います。サプリメントが主な栄養摂取源となり、食事が極端に削られるということはやめましょう。

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